米・中・韓国の先導性が顕在になったブロックチェーン業界に関して

ブロックチェーン及び分散型台帳の技術の応用によって、現代社会の情報流通のボーダーラインはフェードアウトしつつあります。
グローバル化が盛んに進む中、ブロックチェーンと暗号通貨というコンセプトは全世界にわたって有名になりましたが、この業界を先導するのはアメリカ、中国と韓国です。

経済規模や規制などの条件に影響された結果、全世界における暗号通貨の取引は米国、中国と韓国の三ヵ国で行われる件数は圧倒的多く、ブロックチェーン市場を大きく左右しています。2016年に中国は人民元とビットコインの取引量が世界に占めるの圧倒的の多さで注目され、2016年12月に人民元に関する取引は全体の7割以上を占めていました。2017年に中国で最新の規制が発表されることにより、日本円が一時的に取引対象のトップになっていましたが、 売買市場の総合割合の視点から見ると、イーサリアム取引の韓国での状況はさらに注目されるべきです。2017年下半期では、韓国ウォンの取引量はすでに全体の3割程度を占めており、2017年11月には一時的に5割になったこともありました。対するアメリカは、全世界の取引量の1/4~1/3を占めています。

前述のように、取引量と取引の比例で解説させていただきましたが、それはアメリカ、中国と韓国がブロックチェーン市場を先導する唯一の要因ではありません。これから国ごとに説明していきたいと思います。

  • アメリカ:不可避とする監督作用

アメリカは現状で、ブロックチェーンのイノベーションプロジェクトのインキュベーターと見なされています。Crunchbase Newの報道により、つい最近設立されたブロックチェーン技術を主業とする会社では、三分の一はアメリカで設立されました。また、すでに発達したテクノロジー業界から技術方面の支援が得られ、急速な成長が予想されます。さらに、ブロックチェーンのプロジェクトをサポートする投資者たちがアメリカに集中する傾向が顕在化しており、他業界の投資者たちもブロックチェーンのプロジェクトの投資活動に興味深くなりつつあります。

アメリカのシリコンバレーでは、8割程度のベンチャーキャピタルはブロックチェーン業界に参入したもしくは参入しようとしています。市場に参入するために、ベンチャーキャピタルでは主に以下の三つの手法を採用しています。既に存在している有限責任組合契約(Limited Partnership Agreements)を変えること、自社の暗号通貨基金を新設することまたは暗号通貨を中心とする基金に投資することという三つの手段です。

アメリカ証券取引委員会、通称SECをはじめとするアメリカの監督・監視機構はこの業界を規制する傾向が明らかになりつつあります。今年6月には、SECがビットコインとイーサリアムを証券として認められないことを公表し(一部のICOを除く)、今までSECが発表した公告では仮想通貨に関する一番重要公式発表だと認識されています。この公告の発表により、さらに多くの投資者が暗号通貨市場での戦略を調整する傾向が見られました。これらの監督・監視行為に対する手段として、多数の暗号通貨取引所は対策を講じています。

  • 韓国:売買市場をリーディングする姿

韓国では5000万人程度の人口を持ち、アメリカに比べて規模が小さい国です。しかし、去年のデータから見ると、全世界の暗号通貨市場では韓国が平均取引量の一位を取得しました。また、イーサリアムの取引総量の45%を韓国が占め、それによって「キムチプレミアム」という専用名詞が誕生した。キムチプレミアムというのは、韓国の取引所で行ったイーサリアムの取引の価格は他の取引所に比べて顕著に高いことです。2017年末では、韓国のプレミアムが30%に達し、さらに2018年1月8日に50%を超え、史上最大といえる時期でした。

韓国では、スマートフォンの普及率は80%に近く、韓国の国民たちは24時間で銀行業務が利用でき、ネット上の取引も容易に行うことも可能です。そのため、韓国の国民たちが暗号通貨に対しても多大な情熱を注ぐのです。また、韓国本国で行われる投資行為はほぼ不動産や株式市場に集中しているが、この二つの市場は飽和状態に近いので、これらの投資行為に一から富を得ることが困難であり、賭博も違法行為と見なされるため、投資者たちの積極的に暗号通貨市場に資金を投入する傾向につながりました。

  • 中国:イノベーションインキュベーターとして

中国は常にブロックチェーン業界に革新的なアイデアをもたらしています。中国のブロックチェーン市場では、暗号通貨市場、取引所、ファンド、プロジェクト、メディア、マイナーなどのブロックチェーン市場の一環となる物事が緊密に関連しています。業界内の大手参入者たちは、みんな独自のブロックチェーンシステムを構築し、自社の業務を他の領域にも展開しようとする姿が見られます。

また、暗号化トラフィック増加に、中国発のチームは一役買っています。一例として、イーサリアムベースのウォレット「im Token」は、ユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンスを向上する面白い機能を付けることによって、現在全世界の200以上の国・地域で日々のアクティブユーザーが500万を超えています。

それに加え、全世界では75%程度のマイニングプールを中国系企業のBTC.comとアントプール(Antpool)とビットメイン(Bitmain)が所有しています。これは全世界のハッシュ値分布の40%以上を占めています。今年の6月にビットメインへ4億ドルの資金が投資されたと報道されました。

アメリカ、中国、韓国ではそれぞれに制度上・文化上の特徴があり、この三ヵ国は現在全世界のブロックチェーン業界と暗号通貨市場に画期的な変化を別々で牽引していると言えます。アメリカはブロックチェーンプロジェクトにおけるイノベーションと監督、韓国は売買市場での支配力、中国企業が提供する大型コンミュニティの運営や革新のアイデアを持つサービスなどは、ブロックチェーン業界の未来性を支える基盤を作っていくと予想されます。人々の日常生活にも大きく影響を与えるでしょう。ブロックチェーンがただのアイデアではなく実世界に影響を持たす事は、米・中・韓の三ヵ国の牽引によって加速されるでしょう。

出典: http://www.ftchinese.com/story/001078816?page=2

 

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BBC編集部
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