モネロとは?-プライバシー重視の匿名性暗号通貨

 現在世界には数百種類を超える暗号通貨(仮想通貨)が発行されており、こうしたビットコインに続く暗号通貨のことをアルトコインと呼びます。今回はその中からモネロ(Monero)の特徴、そして今後の展望について分かりやすく解説していきます。

 

モネロとは?-「安全でプライベートかつ、追跡不可能な暗号通貨」

 モネロは元ビットコインコア・エンジニアのWladimir J. van der Laan氏によって2014年に公開された匿名性暗号通貨です。「安全でプライベートかつ、追跡不可能な暗号通貨」を目指し、リング署名(Ring Signature)という方式を導入しています。

 

モネロの特徴-「リング署名」による匿名化

 多くの暗号通貨では送金処理の際、自分の秘密鍵・公開鍵を用いて署名を行っています。これに対しモネロでは複数人の公開鍵を用いる「リング署名」によって送金処理を行うことで、署名した複数人のうちの誰が送金を行ったのかがブロックチェーン上からでも判断できないようになっています。これにより、送金者を匿名化しプライバシーを保護しています。

 匿名性暗号通貨の特徴やメリット・デメリットについてはこちらの「匿名性暗号通貨とは?」にて分かりやすく解説していますので、合わせてお読み頂くとより理解を深めることができます。

 

モネロの普及と今後の可能性-匿名性とリスク

 モネロの大きな特徴はやはりその匿名性であり、それゆえに資金洗浄(マネーロンダリング)リスクが常につきまといます。実際に2016年9月には、違法ドラッグや個人情報が取引される世界最大級のオンライン・ダークマーケットのAlphaBayにおいて、モネロが決済通貨として採用されました。またそれに伴って取引量・価格ともに急上昇し、2017年2月現在では取引総額が第5位にまで上昇しています。

 このような動きに対してモネロは一貫して「安全でプライベートかつ、追跡不可能な暗号通貨」という目標を掲げており、取引におけるプライバシーの確保を最重要に位置づけています。送金における匿名性と、違法取引への対処との線引きは非常に難しく、現在も活発な議論が交わされています。

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BBC編集部
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