法的契約生成プラットフォームのAgrelloがイーサリアムベースで展開へ

6月8日、エストニアのブロックチェーンスタートアップAgrello(アグレロ)は、Lisk、Qtum、RSK、NEMなど他のブロックチェーンとの互換性を持つプラットフォームの基盤としてイーサリアム(Ethereum)を選択したことを発表しました。

Agrelloとは?-スマートコントラクトを利用した契約プラットフォーム

Agrelloは、スマートコントラクトを利用して、暗号化技術や法的知識を持っていない人でも契約を結べるようにするシステムです。法的拘束力を持った契約をだれでも結べるようにするために、ワークフローの効率性、様々なブロックチェーン間の相互運用性、確立された法的システムにおける技術の採用を目指しています。

Agrelloについての詳しい説明はこちらをご覧ください。

「Agrello(アグレロ)とは?ー簡易化された法的契約をスマートコントラクトとして自動生成可能に」

 

Agrelloはイーサリアムブロックチェーンを高く評価

Agrelloの開発チームはイーサリアムを最も確立されたブロックチェーンであると評価しており、世界に通用する人材を惹きつけると考えています。また、技術開発の可能性だけでなく、組織としての成熟度や、規制当局と協力してブロックチェーン採用を主流にする能力などを非常に高く評価しています。

Agrelloプロジェクトにおいては、ブロックチェーンとは直接関係のない分野の産業とも良好な関係を築く必要があります。例えば、契約内容を確定させるためには、法制度や金融機関との連携が重要です。また、AgrelloはAI技術との連携も検討しており、これによってシステムが複雑化する可能性があります。そのように複雑化したシステムであっても、イーサリアムブロックチェーンであれば十分にサポートできると考えています。

 

様々なブロックチェーンとの互換性を持つAgrelloプラットフォーム

以上の理由から、Agrelloのプラットフォームはイーサリアムのブロックチェーン上の分散型アプリケーション(DApps)として開発されると発表されました。ユーザーは、イーサリアム上の基軸通貨であるETHを通じて手数料を支払います。

また、イーサリアム上ではスマートコントラクトをカスタマイズ可能な形で生成できます。AgrelloのユーザーフレンドリーなUIによって、法的知識や暗号化知識のない一般ユーザーであっても契約をスマートコントラクトとして生成することができます。

そのほか、Agrelloのプラットフォームはイーサリアムを基盤としながらも、冒頭に述べたようにLisk、Qtum、RSK、NEMなど複数の他のブロックチェーンとの互換性を持っています。Agrelloの発表によれば、これらの様々なブロックチェーンはそれぞれ異なる領域に適用されるとのことです。

 

※画像はETH News “Agrello Announces Its Distributed Platform Will Operate On The Ethereum Blockchain”より

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BBC編集部
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