Audius:ブロックチェーン技術を用いて音楽業界に変革をもたらすか

アーティスト、ファンと開発者からなるコミュニティが所有する分散型の音楽共有プラットフォームのAudiusは、ラウンドAで550万米ドルを調達、世界初の音楽共有ブロックチェーンプラットフォームを発表しました。2018年8月8日の報道によると、今回の投資ラウンドははゼネラル・カタリスト社とライトスピード社がリードを取り、クライナー・パーキンス、パンテラ・キャピタル、122ウエスト、アスコルタ・ベンチャーズなどが参加しました。

今までの音楽ビジネスの仕組みは、レコード会社経由でアーティストの作品を制作・宣伝し、さらに小売の流通業者から音楽商品を購入したファンたちに作品が届くという流れですが、Audiusでは、ブロックチェーン技術を用いて、アーティストとファンという一対一の関係を成立させ、ミドルマンがほぼ存在しないアーティスト直のビジネスを実現する仕組みを推進しています。

Soundcloudに対するブロックチェーンを用いた代替案として 、Audiusプロジェクトは元々発足されました。Audius音楽共有プラットフォームでは、アーティストがレコード会社などの組織を経由せず、直接にファンと接触でき、自分の作品を宣伝・販売して利益を得られます。Audiusのプロトコルは永続的であり、アーティスト、ファンと開発者からなるコミュニティによって所有しコントロールできるとAudiusの開発者は宣言しています。

Audiusの利用によって、仲介組織の介入なしに、アーティストはファンへの直接交流と宣伝ができるほか、Soundcloudのように、Audiusが提供するプラットフォームでファンたちに作品をアピールし、自分のファンクラブを拡大することが可能です。しかし、Soundcloudとは違い、Audiusの利用者たちのアカウントは永久にブロックチェーンに保存され、第三者に改ざん、使用中止にされるリスクはありません。また、ブロックチェーン技術によってリアルタイムにトークンによる支払いの状況を把握できので、アーティストたちは常に自分の作品の利用状況を確実に把握することができるようになります。

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BBC編集部
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ブロックチェーンビジネス研究会(略称:BBC)編集部です。中立的な立場からのブログ配信を行っています。海外でのブロックチェーンに関する新聞、コンセプト、ビジネスモデルを紹介し、懇親会で教育界と業界の交流できる機会を提供しております。