カナダ規制当局がビットコイン投資ファンドを承認

2017年9月6日、カナダ規制当局(The British Colombia Securities Commision、以下BCSC)は、カナダのバンクーバーに拠点をおく投資会社であるFirst Block Capital Inc.社に対して、オンタリオ州とブリティッシュコロンビア州においてbitcoin(ビットコイン)の投資ファンドとして活動することを承認しました。

中国をはじめとする一部の国で暗号通貨(仮想通貨)への規制が進む中、カナダのブロックチェーン関連企業への積極的な後押しが浮き彫りとなった形です。

新たな投資先として暗号通貨を歓迎するカナダ人

BCSCにて、法務部門と市場規制部門のマネージャーと、テクノロジーチームのリーダーを務めているZach Masum氏によると、現在カナダ国内において、暗号通貨は新しい投資の形として非常に大きな注目を集めているとのことです。カナダ国内におけるビットコイン対応のATMが増加していることからも、カナダ人の間で暗号通貨への関心が高まっていることが伺えます。

今回の承認を経て、事実上、BCSC主導のルールに従って運営されるビットコイン投資ファンドが誕生したことから、ビットコインへの投資の安全性が一部向上し、投資家はさらに保護されていくでしょう。BCSCは暗号通貨投資ファンドの運営や取引の監視体制構築に向けて、2017年の1月から準備を進めていたそうです。これにより、当局は企業の活動を理解し、適切なセキュリティや規制を展開できるようになりました。

整備が進められていくビットコインの投資環境

暗号通貨は、銀行の預貯金など、既存の資産の管理と比べて高いリスクを孕んでいることが指摘されています。しかし、世界中で金融のデジタル化が進む中、ビットコインをはじめとする様々な暗号通貨が普及し、資産の安全な管理に向けた技術が徐々に確立してきました。

First Block Capital社は、今回の承認に先立って、2017年7月中にCanadian Bitcoin Trustというトラスト(企業結合)を発表しており、ビットコインのより公正、公平かつ安全な投資環境の構築に向けて積極的に活動していたようです。カナダ政府のブロックチェーン企業に対する柔軟な姿勢にこれからも注目です。

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BBC編集部
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