Blockchain EXE #2「エンタープライズ領域でのブロックチェーン技術について」イベントレポート

6月16日(金)、品川の日立製作所様オフィスにてBlockchain EXE Meetupの第二回「エンタープライズ領域でのブロックチェーン技術について 」が開催されました。今回もBBC運営メンバーが参加して参りましたので、そちらのイベントレポートを掲載いたします。

「Blockchain EXE(ブロックチェーンエグゼ)」はブロックチェーンやスマートコントラクトに関する技術面に重きを置いた情報交換を行うコミュニティとして設立されました。

ミートアップでは技術セッションと懇親会から構成されています。

第一回のイベントレポートはこちらです。
Blockchain EXE #1「ブロックチェーン技術の可能性について解説 」イベントレポート

 

Hyperledger Projectの概要と日立製作所のブロックチェーンへの取り組み

まずは会場提供者でもある日立製作所株式会社から長稔也様が、エンタープライズ利用の進む「Hyperledger Project」について解説、またそれらの実用化に向けた日立製作所の取り組みをご紹介されました。

三菱東京UFJ銀行と提携しシンガポールで小切手の電子化の実証実験を行ったり、貿易取引業務でのデモアプリ作成など活発に取り組まれている様子が紹介され、特に貿易取引業務においてスマートコントラクトとイーサリアム(ETH)を活用し決済を実行するデモンストレーションでは参加者の注目を集めていました。

 

Hyperledger Fabric 1.0 技術概要の解説

続きまして、同じく日立製作所株式会社から山田仁志夫様が、Hyperledgerの最新版であるFabric 1.0について技術的な部分についての解説がありました。Hyperleder上ではスマートコントラクトのことをチェーンコードと呼びますが、チェーンコードの記述や、ノードに対する権限付与の仕組みなど、Hyperlederを用いた開発において欠かせない詳細な解説でした。

 

Quorumサンプル実装から理解するエンタープライズEthereumのポイント

そして第一回でもご登壇されたトライデントアーツ株式会社の町浩二様が、JPモルガンにが開発したイーサリアムベースの分散型台帳技術「Quorum(クオラム)」、そして企業利用向けイーサリアム「エンタープライズイーサリアム」についてお話されました。仕組みや活用可能性などを踏まえたうえで、前回同様プログラムのデモンストレーションを行うなど、参加者側としてもイメージしやすく非常に濃密な時間となりました。

 

ディスカッション:エンタープライズ x ブロックチェーン技術について

最後のパートでは、Blockchain EXE代表の石井敦様とご登壇者の皆様により「エンタープライズ×ブロックチェーン」というテーマでディスカッションが行われました。今回主にテーマとして扱われた「プライベートチェーン」とビットコインやイーサリアムなどの「パブリックチェーン」と対比する形での議論が多くなり、第一回でも話題になった「スピードと信頼性のトレードオフ」という部分に関して活発な意見交換が行われました。

 

以上で講演は終了となり、その後1時間ほど懇親会が行われました。エンジニアの方々をはじめご参加されていた方々でレベルの高い情報交換が行われ、技術的な観点からブロックチェーンについて語り合ったりと、非常に密度の濃い1時間でした。

Blockchain EXE #3は7月21日(金)に開催されるとのことです。技術的な内容にご関心がある方は、ご参加されることで知識をより深めることができると思います。

ビジネス観点からブロックチェーンの可能性についてご興味のある方は、ブロックチェーンビジネス研究会のミートアップも併せてチェックしてみてください。

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BBC編集部
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