ブロックチェーンが採用市場を変える

 

金融分野に限らず、ブロックチェーンは今後様々な業界の市場を塗り替えることが期待されています。今回ご紹介する、採用市場も例外ではありません。プロフェッショナルの採用に特化した分散型ソーシャルネットワークであるIndorse(インドース)と、ブロックチェーンベースのシステムが採用されている人材市場のbitJob(ビットジョブ)は今までの学生の就職までの流れを変えようとしています。

bitJobとIndorseが個人のスキルを可視化する

bitJobは、ネットワーキング、支払い、報酬の受け取り、インセンティブの設定が行えるオンライン上のサービスです。このシステムはEthereum(イーサリアム)ベースのブロックチェーン上で運用されており、学生はbitJob上に自身の履歴書やポートフォリオをアップロードし、そのデータを用いることでbitJob内外の求人に応募することができます。雇用者は候補者の履歴書データや評判をみることができ、選考を進めることができます。

現在、bitJobは学生のデータの信頼性をさらに高めていく目的で、Indorseとの連携を進めています。Indorseは個人のスキルをブロックチェーン上で管理するサービスです。Indorse上の過去の実績をアピールすることで新たに仕事を受注することができます。bitJobを利用している学生は、Indorseから与えられた記述式テストに答えることで、自身のスキルを改ざんできない形で可視化し、雇用者に対してさらなるアピールをすることができます。

可視化されていない?企業が学生に求めるスキルとは

近年グローバル化が進み人材競争が加速した影響により、入社時の学生に求められる経験やスキルは年々高くなっているそうです。しかしそんな状況にもかかわらず、企業が学生に対して求めているスキルは可視化されているとは言いづらく、学生が社会に進出する前に何を学ぶべきかが伝わっていない、という状況があります。このbitJobとIndorseのパートナーシップは、圧倒的な人材競争率を誇る業界において、学生が一歩前に出るための足がかりとなるでしょう。bitJobは、勤勉な学生に対して素晴らしい機会を透明性の高い方法で提供する、革新的なプラットフォームです。シェアリング市場の規模が拡大しているなか、bitJobは雇用者と被雇用者を初めて真のP2P方式で繋ぐ、ハイブリッドなブロックチェーンプロジェクトとなるでしょう。

近い未来、ブロックチェーンやAI技術によって現在存在している仕事の約半分がなくなると言われていますが、今後就職活動がどのような進化を遂げていくのか、今後も目が離せないでしょう。

この記事をシェアする:
BBC編集部
About BBC編集部 238 Articles
ブロックチェーンビジネス研究会(略称:BBC)編集部です。海外の業界ニュースや、ブロックチェーンや暗号通貨について基礎的な内容を発信していきます。