「ブロックチェーンは、インターネットに次ぐ世界が注目している新技術。」世界で活躍するブロックチェーンプレイヤーから学ぶ最先端技術

講師たちの姿

4月13日から7月13日までの4ヶ月間にわたって月に1回ずつの「ブロックチェーン研究教育講座初級コース」が東京銀座のブロックチェーンビジネスハブ「BINARYSTAR」にて開催されました。主催である早稲田大学グローバル科学知融合研究所|ブロックチェーン研究教育ラボは、講座を通してブロックチェーンに関連した技術・ビジネス・法律の側面を基礎概観から活用事例まで幅広い内容を共有しました。

ブロックチェーン技術の研究教育と業界参入アントレプレナーの輩出を目指す早稲田新設ラボ

2019年4月に新設された「早稲田大学グローバル科学知融合研究所|ブロックチェーン研究教育ラボ」は、ブロックチェーンテクノロジーの研究と教育を推進することで、日本において不足しているブロックチェーンエンジニアを質高く輩出するとともにブロックチェーン技術と他のサイエンスとを融合させた新しい産業技術を創出することを目指す新たな取り組みを進める研究所です。

2018年12月にキックオフカンファレンスを行い、ブロックチェーン企業であるQRC GROUPやブロックチェーンの研究教育を目的として活動を行うブロックチェーンビジネス研究会(BBC)、更に早稲田大学の文部科学省「データ関連人材育成(D-DATa)プログラム」や「WASEDA-EDGE人材育成プログラム」が連携し、WASEDA-EDGE事務局長でありD-DATa実施責任者である朝日透教授主動のもと、ブロックチェーン分野のアントレプレナーの養成も目指すために始動しました。

キャリアQRCXWASEDA

 

ブロックチェーン初心者にも分かり易く。ブロックチェーン技術の基礎概観からビジネス応用ケース、さらにブロックチェーンビジネスにおける関連法案までの総合学習

新設ラボが開催した「ブロックチェーン研究教育講座初級コース」は、ブロックチェーン初心者向けに考案された“ブロックチェーン101コース”で、4月から7月までの月1回ずつの開催(計4回)でのべ200名の受講生が参加をしました。講義は、基礎概観・暗号通貨・ビジネスモデル・法律という構成となっており、第1講は仕組みや技術の基礎概観について、日本のブロックチェーンエンジニアコミュニティ「Blockchain EXE」の浅野始氏と高橋光氏が講義を行いました。

BBC教育講座

第2講では、ブロックチェーン技術が日本でも話題となった原因である暗号通貨(仮想通貨)をテーマに、その定義・機能・種類・法定通貨との違いなどをEnlighten Law Groupアドバイザー兼アジア太平洋ブロックチェーン協会名誉理事のKatt Gu氏と東京大学理学博士号持つブロックチェーン企業「ARPA(アルパ)」のテクノロジーリーダーJohn Wu氏の海外ブロックチェーンプレイヤー達から英語を交えての講義が行われました。さらに、受講生はグループディスカッションを通して活発に意見交換もしていました。

BBC教育講座

第3講の「実践中のブロックチェーン技術:ブロックチェーン業界のジャイアントとスタートアップ」では、元マッキンゼーでソウルオフィスをゼロから立ち上げた赤羽雄二氏から、世界でブロクチェーン技術を取りいれている大手企業のケーススタディが行われ、スタートアップに関する講義を、Coin Market Cap31位のオープンソースパブリックブロックチェーンプラットフォーム「QTUM」開発リーダーHoward Ye氏から、同社やその他のブロックチェーンスタートアップのケースを用いながら語られた。本講を通して、実際にどのようなビジネスモデルがブロックチェーンを実装しているのかを学ぶことができ、さらに未だ実装はされていないが、実装をすることで今後の可能性を広げられることのできるビジネスモデルがどのようなものがあるのかも同時に考えることのできる機会となった。

そして、当講座の最終講となる第4講では、「ブロックチェーンビジネスと法律」をテーマとして、まず法律入門として三段論法や利益衡量、原則-例外のフレームワークの本質や問題解決に応用する方法の共有、またビジネスにおける法律の重要性とブロックチェーンビジネスで使う法律概観の説明を通して、ブロックチェーン業界の特徴と上手な関わり方を弁護士でありブロックチェーンビジネスハブ「BINARYSTAR」のインキュベーションマネジャーを務める井垣孝之氏から教わりました。更に、ブロックチェーン関連法案の具体例として、資金決済法を取り上げ、仮想通貨に関する改正法の成立、為替取引との関係及び前払式支払手段との関係や金融商品取引法における「有価証券」「金融商品」との関係や比較などを、弁護士事務所NEXSEED(ネクシード)の弁護士である吉田美穂子氏が詳しく説明しました。

BBC教育講座

各講義後には、毎回懇親会が行われ講師へ直接質問を投げかける機会や、受講生同士が講義で学んだことの振り返りや様々な意見交換が活発に行われていました。そして、最終講では、全講義を修了した11名の受講生に、ラボの代表研究員である朝日透教授より修了証明書の授与がされました。

BBC教育講座

さらに、当講座の共催者であるQRC GROUPが加盟するファンドアライアンスのNOVA ECOFUND代表Kevin Shao氏が、最終講のスペシャルゲストスピーカーとして登壇し、ファンドの説明やこの業界の市場規模が拡大していること、更には日本市場への興味関心などを語られました。

 


 

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