アブダビ国立銀行が、決済システムにリップルを活用

リップル(Ripple)は、銀行がリアルタイムで決済できることを目的として設計されたプロトコルです。リップルを活用する最大のメリットは、銀行と個人の双方が取引コストを安く抑えられる点です。

既存の多くの暗号通貨が金融業界にトランザクションにかかる時間が長いことと手数料が不安定であるという課題があったなかで、リップルは金融機関の間で注目を集めています。

先日、アブダビ国立銀行は、いくつかの取引についてリップルネットワークの基盤となっている「XRP Ledger(旧Ripple Consensus Ledger、RCL)」を採用することを発表しました。

リップルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
「リップルとは?-新たな国際送金システムを目指す暗号通貨」

また、リップルネットワークの基盤である「XRP Ledger」についてはこちら。
「リップルネットワークの基盤「XRP Ledger」とは?」

 

国境を越えた取引にリップルを使用するアブダビ国立銀行

6月中旬、アブダビ国立銀行は国際取引にリップルを採用する計画を発表しました。この計画ではアブダビ国立銀行の既存のシステムにXRP Ledgerを統合することで、銀行からリアルタイムで送金を行うことができるとのことです。アブダビ国立銀行のあるアラブ首長国連邦は世界のトップクラスの送金額を誇るため、この連携を通じてリップルが世界中の送金において幅広く利用されるようになるでしょう。

アブダビ国立銀行がリップルを選択したのには、リップルが国境を越えた取引の効率化に重点を置いており、特に複数の決済ネットワーク間の取引をターゲットとしているという理由が挙げられます。

 

世界中の銀行がリップルの台帳システムに注目

Ripple社のWarren Paul Anderson氏のツイート。アブダビ国立銀行のXRP Ledger採用について述べています。

リアルタイムでの送金・決済には、実に世界中の銀行が関心を示しており、そのこともあってリップルはここ数ヶ月で非常に注目度を増しています。

アブダビ国立銀行とリップルネットワークとの提携の成否については、今後も慎重に見ていく必要があると言えるでしょう。アブダビ国立銀行とリップルの提携が成功すれば、リップルはXRPの通貨価格上昇と並行して大きな利益を得ることになるだけでなく、リップルと世界中の銀行との提携が大きく前進する可能性もあるでしょう。

 

この記事をシェアする:
BBC編集部
About BBC編集部 187 Articles
ブロックチェーンビジネス研究会(略称:BBC)編集部です。海外の業界ニュースや、ブロックチェーンや暗号通貨について基礎的な内容を発信していきます。