米国飛行機事故を機に、サプライヤーはブロックチェーン技術を採用へ

 

2018年4月17日、米国サウスウエスト航空1380便がペンシルベニア州上空を飛行中に第1エンジンが爆発し、客室で急減圧が発生、11時20分頃にパイロットはフィラデルフィア国際空港に緊急着陸を行いました。

その後、何万もの異なる部品を追跡するという航空宇宙産業が直面する課題が明らかになりました。その課題とは航空会社がエンジン内の個々のファンブレードの履歴を把握していないことであり、この事件を通して明らかになりました。

業界の専門家によれば、ブロックチェーン技術を用いてサプライヤーを管理することにより、操作上およびコスト上の利点に加えて、部品管理の改善により、事故後の安全性チェックが迅速化される可能性があります。

ブロックチェーンは、データのバージョンが1つしかないため、安全に暗号化された監査証跡を提供することができます。つまり、文書処理の手間をかけずにトレーサビリティを確保することができます。 既に使用されている例としては、コンゴ鉱山からスマートフォンまで、コバルトを追跡するなどです。

米国の飛行制御システムメーカーが使用しているMoogというシステムは、VeriPartと呼ばれるブロックチェーンベースのソリューションを作成するためにパートナーと協力しています。このソリューションは、3D印刷コンポーネントを追跡するため最初に使用されます。

Moogの技術責任者ジョージ・スモールは、航空宇宙産業が、他の医療や原子力産業などの厳重規制されているセクターのように、品質と規制の要求に追いつくためにサプライチェーン全体で部品を追跡できるよう多くの努力を惜しまないと語りました。

スモール氏は、ブロックチェーンを使用することで、データの共有における効率性と透明性が向上し、以来顧客からのフィードバックが好感的であると述べています。VeriPartはまだ開発中ですが、Moogはすでにこの技術の他の潜在的用途について顧客と話し合っています。

この技術の支持者は、ブロックチェーンがオープンで分散化的であり、そして異なる関係者が情報を共有できるため、暗号化された監査証跡によって透明性が保証されると述べています。しかし、ブロックチェーンは、サプライチェーンの部品に対し注意を払うために使用できる唯一の技術ではありません。

サプライチェーンの効率を改善するために使用できる他の技術もあります。例えば、先週、エアバスは航空機製造メーカーであるプレミアム・エアテック社をクラウドベースの航空データプラットフォームSkywiseにサインアップしました。

 

参考元:https://www.reuters.com/article/us-aerospace-blockchain/aerospace-suppliers-look-to-blockchain-for-parts-tracking-idUSKBN1I32AW

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BBC編集部
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