オーストリアのWien Energieはブロックチェーン技術を利用したエネルギーの取引を試験的に開始

2017年2月18日 BBC編集部 0

最大の電力会社Wien EnergyがカナダのBTL Group、EYオーストラリア社と共にブロックチェーンを利用した電力供給のテストを開始しました。 Wien EnergieのCEOであるMichael Streb氏はブロックチェーン技術の導入は、エネルギー業界のデジタル化がさらに進むのではないかと期待を寄せています。 http://www.coindesk.com/austrian-utility-giant-blockchain-energy/

エネルギー分野のブロックチェーン最新状況(1)

2017年2月14日 大串 康彦 0

※ブロックチェーン+エネルギーに関する大串の最新の意見(2017年10月以降)については、Mediumを参照願います。 2月14日〜15日にオーストリアのウィーンでGlobal Summit on Blockchain Technology in the Energy Sectorという国際会議が開催されました。ブロックチェーン関連の国際会議はたくさんありますがエネルギー分野に特化した会議は他に聞いたことがなく、急遽参加することに決め、2日間の会議を聴講して来ました。 同会議の様子をご紹介しながら、エネルギー分野のブロックチェーン最新状況について、数回に分けてご紹介していきます。内容は、以下の通りです。 ブロックチェーン技術はエネルギー分野に応用できるか エネルギー分野へのブロックチェーン応用のユースケース 規制や既得権益の多い同業界で、スタートアップにチャンスはあるのか 取り組みを始める世界各国のプレイヤー紹介 今後、考えうる事業展開のシナリオとは   ブロックチェーン×エネルギー分野に世界中から注目集まる 会議は36カ国から約450人が集まり、大盛況でした。開催国であるオーストリアをはじめヨーロッパ諸国からの参加が多かったですが、米国からは26人、日本からは13人の参加がありました。ブロックチェーンのエネルギー分野だけで450人もの人が集まったということはポテンシャルの大きさを感じます。 参加者の内訳は大手エネルギー会社や電力会社の代表からソフトウェア開発業者や研究者まで様々でした。私が休憩時間等に話した人は、特にエネルギーやブロックチェーンに直結した事業を持っていなくても情報収集あるいは様子見で会議にやって来たという人も多かったです(私もその一人ですが)。多くの人が虎視眈々と機会を狙っていることがわかります。   すでにエネルギー分野の覇権めぐり各国が動き始めている なぜオーストリアで開催されたかというと、オーストリアにはGrid Singularityというエネルギー分野でブロックチェーン技術を応用することに特化したベンチャー企業があることと関連がありそうです。次回以降の記事で書きますが、同社の戦略的パートナーを中心にコンソーシアム組成の発表があり、この会議開催の裏にはエネルギー分野で覇権を取ろうと戦略的に動いている組織の存在を感じました。 ブロックチェーン技術のエネルギー分野への応用の状況を一言で言うと、裏では世界各国でいろいろな活動が進行していますが、実証実験や実物への展開はまだ数えるくらいしか行われていない段階です。従って、本会議も各社が実証実験や商用運用の成果を発表する場というよりは、業界共通の課題を共有・議論したり、概念や計画を発表する場でした。 […]